会社概要
会社名 | 株式会社 エヌ・シー・エス |
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設立 | 2011年12月1日 |
資本金 | 3000万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 代表取締役社長 大山 勝 |
従業員数 | 7人 |
取引銀行 | 北九州銀行 若松支店 |
業種 | 繊維製品マテリアルリサイクル |
本社 | 〒808-0002 福岡県北九州市若松区向洋町10-22 TEL/FAX:093-701-7883 E-Mail:info@ncs-recycle.sakura.ne.jp |
主要な事業 |
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事業の特色 | 北九州市との共同事業により、反毛の原料となる古着の安定的な回収・リサイクルシステムを構築。小規模・高生産な新反毛化技術を活用し、自動車内装材用の再生繊維原料を製造 |
機械設備 | メーンオプナ―1台、3連オプナ―1台、リサイクラー1台 圧縮梱包機1台、解破機1台、集塵機2台、タンブラー2台 |
事業概要
(独)中小企業基盤整備機構が実施した平成21年度の「繊維製品3R関連調査事業」によると、繊維製品全体の排出量は、198万トンであり、その内訳は衣料品が94.2万トン、カーテン29.6万トン、カーペット32.9万トン、タオル15.2万トン、ふとん26.1万トンとなっている。
繊維製品全体のリサイクル率は9.5%、リユース率は10.0%、リペア率は2.6%となっており、仮にこれらを3Rして捉えると、繊維製品の3R率は22.1%となる。うち、衣料品については、リサイクル率は11.3%、リユース率は13.4%、リペア率は1.6%の合計により、3R率は26.3%となっています。
「回収・処理・再利用用途」等の課題が繊維製品のリサイクルが進まない大きな要因となっています。
平成9年7月、北九州市では「あらゆる廃棄物を他の産業分野の原料として活用し、可能な限り廃棄物をゼロに近づけるゼロ・エミッション」を目指し、資源循環型社会の構築を図るためのエコタウン事業の承認を国から受け、環境保全政策と産業振興政策を統合した独自の地域政策として、若松区響灘地区で具体的な事業に着手。
また、平成14年8月には「エコタウン事業第2期計画」を策定し、新たな戦略の下に事業を進めているが、「繊維製品等」のリサイクルについては、当該廃棄物から資源として使えるものを効率的に回収し、再び資源として使い廻すインフラが確立されておらず、且つそのようなリサイクルに取組む事業者等が存在していなかったため、市内古着廃棄物の約17,000トン/年は全て焼却廃棄されていた状況でありました。
本事業は、自動車生産拠点の至近である北九州市において、各種自動車用内外装材等の原料と成り得る古着を回収・リサイクルし、そのリサイクル原材料を再利用した製品を北部九州自動車メーカー等へ安定供給する「環境と経済成長の両立」を図る事業であり、従来の反毛化工程を約半分に短縮可能な特殊刃を開発使用することにより、殆ど全ての古着がリサイクル可能な新反毛化技術を導入しました。事業です。
本事業に関しては、「北九州市環境未来技術開発助成(H22〜H24年度)」において実証研究を進めた結果、「再繊維化原料の販路」が確立でき、また、「新反毛化技術の開発」については本事業における一部設備導入を実施する事により事業化への推進が可能となる事を鑑み、2Rの推進を図ることも視野に入れ、本事業化の最終課題であるリサイクルを推進するための入口である「資源(古着)の確保」等を中心とした事業を推進するものであります。
まさに、「北九州市循環型社会形成推進基本計画」の目標達成、地域循環圏構築の具現化、北九州市新成長戦略に掲げたリーディングプロジェクトの推進等、北九州市の環境政策・産業政策の両面に合致する事業との位置付けとし、我が国初の官民一体となった「古着リサイクル事業」の構築と新たな循環型社会システム及び地域循環圏の実現を目指す古着回収・リサイクル事業です。